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ヨルダン [思い出]

最近、ISがらみでヨルダンがニュースによく登場する。
ヨルダンは、30年以上昔、亡夫が赴任していた国で、私も訪れたことがある。
まだ、今の王様の父上のフセイン国王の時代だった。

もう時効だと思うが、今まで誰にも話した事もないが、当時、ヨルダンであれ他の場所であれ、夫が出張や滞在する時には、心の中で1%以下かもしれないが帰って来ないかもしれない可能性を覚悟していた事を思い出した。
当時は、紛争やテロだけでなく飛行機が墜落したりハイジャックされたりしていた。
ご主人が会社から帰ると「朝より一回り大きくなっている」とおっしゃる様なステキな奥様とは違い、99%しか信じられない自分を少し恥じていた。

夫がヨルダンに単身赴任中に澤地久枝著「蒼海よ眠れ」を読んだ。
企業戦士などと呼ばれて単身赴任するサラリーマンだが、究極の単身赴任は戦場へ向かう兵隊さんなのだと、帰らない可能性を多分に持った赴任だったのだと思い知った。
もっと昔はアレクサンダー大王やローマ帝国や十字軍など、遠征して、あるいは彼の地で新しく家族を作り住み着いて行くことが征服となった。
現在は、女性の兵隊さんもいる。

中東はずっと紛争が絶えない。
亡夫は「あの地域では戦争が大きな産業で、上は王様から下々まで戦争で食べている人が多いから、なかなか紛争はなくならないと思う」と言っていた。
宮家氏もテレビで「語弊、誤解を恐れずに言えば、ISにとりテロはビジネス」と発言されているのを見た気がする。

そんな今、平和ボケをしてはいられない。
集団的自衛権や憲法9条などについて、主権者として、母として妻として家族としての覚悟はあるか?
訪れれば、そこに暮らす人達が悪い人とは思えないのだが、近隣の国々とも話し合って渡り合う人間力が問われている自分、と徒然に思う今日この頃だ。

いつかは再訪したいヨルダンの安寧を祈る。

老母の手作り
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昨日の雨で綺麗な富士見
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selybar

contaさま>ご訪問& nice! ありがとうございます。

ぼんぼちぼちぼちさま>ご訪問& nice! ありがとうございます。

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by selybar (2015-03-19 10:57) 

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