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長崎行(有田) [旅]

好天続きのシルバーウィークは金木犀の香りに包まれた。さて、続き

長崎では中国やヨーロッパとの交流を感じ、古今東西のリンクが面白かった。

白村江の戦い、元寇、秀吉の朝鮮出兵、と何度か歴史で習う朝鮮や大陸との摩擦と交流。
そして多くの渡来人によってもたらされた情報・技術、それを取り込んだ文化。
何と言っても九州は大陸に近い。
焼き物のエリアへ出かけた。

山坂の街は海から入る以外は、すぐに峠越えの道となる。
天領は思っていたより狭く、今の長崎県は諸藩に分かれていたらしい。

シーボルトの居所の鳴滝から螢茶屋を経て高速に乗り、一気に佐賀県を目指した。
まず波佐見へ レンガ造の四角い煙突がある。
やきもの公園でいろいろな窯を見学した。
登り窯


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棚田は彼岸花が咲き始め、稲穂が色づいて来ていた。
よくもこんなに石を積んで水を回し、と里山の秋に感心した。
遠くの方は、水田ではなく茶畑のようだった。嬉野茶もあったと思い出した。

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有田へ入った。

秀吉の朝鮮出兵時に朝鮮から来た李参平が見つけたとされる、泉山磁石場へ行った。
解説板に「400年かけてひとつの山を焼き物に変えた」と言われるとあった。
白くサラサラの石だった。
ここから白磁が日本で焼けるようになったとか。
ひと山分の土が焼き物になり、日本だけでなく遠くヨーロッパにまで渡って行ったのだ。
「すごいことだねぇ〜」と息子と二人で感嘆!

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昨年、ソウルの博物館で見た朝鮮靑花(白磁染付)とリンクした。

トンバ塀の通りをぶらぶら散策し、陶山神社や九州陶磁博物館などを見学し、アウトレットを冷やかし、レンガの煙突があちこちに建っている有田街歩きを楽しんだ。
香蘭社や深川もクラシックでデルフト窯を彷彿とさせる建物だった。
窯業の学校もあり、焼き物の街だった。

空港への帰途は、大村湾沿いの一般道で早岐を回りハウステンボスの前を通り皆60キロで飛ばす。
大村線の「千綿」(ちわた)という可愛い無人駅に立ち寄った。
青春18切符のポスターになった所らしい。
ちょうど長崎から佐世保行きが着いて、通学の高校生がパラパラと降りてきた。
自転車に乗ったり、お迎えの車だったり、帰宅してゆく。青春だ!

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長崎、有田はとても楽しかった。
長男のおもてなしに感謝。
元気でしっかり暮らして下さいと祈る。



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selybar

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by selybar (2015-11-10 23:47) 

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