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そうだ、西安へ行こう! 城壁 [地歴]

現在は東西4km南北3kmの城壁があり、城内には条里制の道路と広場、鐘楼や鼓楼などの旧市街、そして街は場外に広く発展している。
古い時代には、城壁はもっと広かったようだ。

朝一番に、西の安定門より城壁へ登った。
2月の春節明けで、寒く小雪がチラチラしていたが、思い出した。

王維
渭城の朝雨 軽塵を浥す
客舎 青青 柳色新たにす
君に勧む 更に尽くせ一杯の酒
西のかた 陽関を出づれば故人無からん

中国では役人が営業をする。
カーペット屋さんにかけてあった「シルクロードの地図」
西安と北京が東の始まりで、朝鮮半島はもちろん日本列島などは無い。

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学校群になる前の都立小石川高校の国語の先生達は「君たちに日本人の常識を教えてあげよう」と楽しい授業だった。
最初に覚えた古語は「をこ」だった。

ここまでが、2020年1月に下書きに入っていた部分。

続く




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そうだ、西安へ行こう! 空海 [地歴]

ずいぶん間が開いてしまった。
この間に、孫が一人生まれて3人の孫の婆になり、横山光輝作漫画「三国志演義」全30巻を読み、高村薫著「空海」を読み、別件で角田文子著「閔妃暗殺」を読んで神戸旅行に連れて行ってもらい、秋になったら真ん中の孫が川崎病で入院し、母乳しか飲んだ事のない下の孫に哺乳瓶で水分だけでもと四苦八苦し、、、やっと日常生活に戻れたと思ったらもうお正月になっていた。
忘れないうちに、書いておかなくては。


空海は、遣唐使として大陸へ渡ったが、2年ほどで帰国した。
ゆかりの青龍寺(日本の信徒さんが後年に再建)と大興善寺(現役のお寺)を回った。

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昔、司馬遼太郎の「空海の風景」を読んだだけだが、テレビでも周年特集などで取り上げられ、スーパーマン?イケメンで、天才で、数々の所謂宗教上の奇蹟を起こし、、、神格化された弘法大師と思っていた。
この旅から帰り、高村薫著「空海」を読んでみた。

半年くらいで恵果に認められ、後継者として中国仏教界のトップへ?
言葉は通じるの?これも奇蹟?くらいにぼんやり思っていたのだが、今なら分かる。
当時は、今の英語のように漢文を使って勉強していたのだ。今、日本でしっかり勉強して例えばハーバード大学へ留学して首席卒業はありえる。
きっとそんな風にして、当時の法相宗を修めたのだろう。

あっさりと帰国している。

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三葉の松の木もあった。

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巨大な法具

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高野山を拓いて、俗な言い方だが、偉いお坊さまに違いない。
舟が難破して流れ着いた海岸から西安までの簡単ではない道のりをテレビで見た。

最澄しかり、その後に続く高僧達、日本人としての自分が誇りにしたい。


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