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ナント茶会2 [茶道]

茶会の会場は、エルドル川というロワールの支流の中ノ島ヴェルサイユ島にある日本庭園の中にあるMaison de l'Erdreというナント市の施設

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こちらで、裏千家の抹茶と松風流の煎茶のコラボレーション茶会が開かれた。
250人もの市民の方が、お客様として来て下さり盛会だった。

茶会の様子はこちらから

日本からパリやナントに移り住んでいる日本の女性の方達や、フランス人で日本で暮らした日本通の方達やインターナショナルに活躍している若い青年達に助けられ、それぞれの文化を尊敬しながら興味深い交流が楽しかった。
ナントの市民の方達も、老若男女幅広く興味を持って下さっているようだった。

ナント出身のナポレオンの将軍ピエール・カンブロンヌ?の家で歓迎会を開いて下さった。

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旅のミッションを盛会に終え、次はお楽しみのロワール古城巡りへ。


ナント茶会1 [茶道]

ソウルから帰宅後、翌週には春から予定のナント茶会のお手伝いにフランスへ出かけた。
茶道具など荷物もあり、羽田からの夜行便で夜明けのシャルルドゴールへ。(フィンランド上空ではオーロラが見えた)
乗り継ぎ便を待つ間、朝食宴会してナント・アトランティック空港へ到着。
岐阜からの方などは、ご自宅を出てから、30時間位かかった様だ。

ナントはロワール川の河口近くにあり、世界史に出てくるらしいが、大西洋への出発地としてしか知らなかった。
ネットで調べたら、アフリカからの奴隷の三角貿易で財を成した街だと知った。
今は、どんな産業がありますか?と尋ねたら、エアバスの工場とトヨタの工場があるとの事、製造業の街らしい。
お城や大聖堂など中世からの街並みにトラムが走る暮らしやすそうな街だ。

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ブルターニュ公爵城
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フランスでも古いパッサージュもある。
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市内見学が終わり、いよいよ茶会の準備が始まる。
続く

黄檗山萬福寺 [茶道]

週末に、京都黄檗山萬福寺でお茶会があり、出かけた。

久しぶりの京都だった。
JR奈良線も面白い。
宇治と瀬田の間も初めて通った。

開祖の隠元和尚さまは中国明代末期の臨済宗のお坊さまで、日本に渡りこのお寺を開いたとか。
普茶料理で有名だが、禅宗といってもカラフルで中華な感じがして、独特の雰囲気がある。
お茶会もたくさんのお客様がいらして盛会だった。
この地にこのお寺があるので一帯に緑が多く残り、貴重な歴史の文物が伝えられている。
そんな一つ一つを大切にゆっくりと京都時間が流れ、楽しむ事ができた。
たくさんの社寺がこんな風に其処此処に残る京都という所、感謝。

三門
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開バン(木魚?)が下げられている
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卍くずしの回廊
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灯篭
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松隠堂の茶会はたくさんの種類の蓮に導かれて
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松隠堂丸窓から
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中国茶 [茶道]

お土産に中国茶を頂いた。
いつかテレビで見た、100年以上の古木で霧深い所で採れる希少な高級茶らしい。
デリケートな扱いでお茶を作っていた。

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せっかくだから、この機会に中国茶の淹れ方を学んでみようと台北のお茶屋さんが開いている茶藝館の初心者クラスへ出かけた。
台湾の青茶4種(清茶、凍頂烏龍茶、鉄観音茶、東方美人茶)を頂いた。
うっとりする香りで美味しく飲んだ。
これまで自己流で楽しんでいたが、それで良かったようだ。

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蓋碗を買って帰り、早速頂いた茶葉で淹れてみた。蓋が微妙に正円ではなく作られていて、傾けると空気が入って注ぎやすくできている。
期待が大きすぎたか?そこまでの香りと味が出ないようだ。でも、今も手指先に香りが残っている。
今度は素焼きの急須で試してみよう。

菊花茶と緑茶も美味しいし、紅茶も好きだ。
もちろん、お抹茶もお煎茶も大好き!
蓋碗で今度は啜り茶を試してみたい。
広がるお茶の世界、一煎一煎心を込めて美味しく楽しみたい。

富山茶会 [茶道]

今年の茶会は富山だった。

「えっ、ヨーロッパじゃないの?」とがっかりした人もいたが、初めての富山だった。
祖母が伏木出身で高岡第一高女へ汽車通学した話などを聞いてはいたのだが、お土産もいつも頂いていたのだが、行くのは初めての所だった。

ほくほく線で3時間ちょっと、山が見えた。

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街は、トラムが走り、お濠の松川がコルマールを彷彿とさせる風情だった。
さぞや桜の季節は美しい事でしょう。

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富山の人は何だか頭が良さげに思える。

フクラギからブリまで日本海お造りが美味しかった。

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お酒はジモティお勧めの「立山」、デザインも素敵!

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お茶会は、ベテラン揃いでバッチリ決まっていた。

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改めて、黒部立山アルペンルートへ行ってみたいと志した。
日本は素晴らしい!!



ライデン茶会(茶会) [茶道]

お茶会当日となった。
会場はシーボルトハウスの展示室、収集品の劣化を防ぐために暗い。

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あらかじめインターネットで参加者を募り、時間を案内して下さっていた。
さらに、飛び込みのお客さまもあり、1回に約35名、計7回のお手前のパフォーマンスだった。
松風流のお煎茶のお手前で、私は、7回目最後のお手前だった。

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盛会のうちに、お茶会も無事終わり、展示物に目をやると、なるほど博物学と言うけれどシーボルトの志に圧倒された。
武器、着物をはじめ、有名なアジサイの標本や、カニの標本や、問題の地図や食器・・・
大英博物館は力で集めたモノ、メトロポリタンはお金で集めたモノ、これらと比べられないが、シーボルトは志で日本のモノをコレクションし、そこに愛を感じた。

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中庭には、シーボルトの胸像があり、竹叢、ギボウシ、、、、秋明菊が咲き乱れていた。

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大役を済ませ、明日はベルギーへ移動する。(続く)

伝法院茶会 [茶道]

昨年、一昨年とフランスでお茶会があったが、今年は浅草伝法院でのお茶会となった。

当日は、たくさんのお客様でてんてこ舞いだったので、写真は準備に出かけた前日のもの。

仲見世から伝法院通りへ左折し、古い門を入ると、そこは別世界だった。
お庭も良く手入れされて、時折遠くに太鼓の音がする以外には、池の大きな錦鯉が跳ねる水音に驚かされる。

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お茶室ではお抹茶席が、書院ではお煎茶席が開かれた。
明治の初めに建てられた大書院での煎茶席のお手伝いをした。
震災にも戦災にも残っての今がある。

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これにて、この秋の一連の行楽が終了した。
気が付けば、仕事でお尻に火が付いていた。
さあ、大変!がんばれ!
これからは、日々秋の暮らしを楽しんで過ごして行こう。

ロレーヌ・アルザスの旅(サン・ディエ) [茶道]

サン・ディエに入った。この旅の目的は、この地でのお茶会なのだ。
この町は、町おこしで「国際地理学会」を毎年招致し続けてきたようだ。
そして、毎年、どこかの国を紹介していて、今年は日本が招待されたのだ。
私達の他にも、日本舞踊や邦楽、おくんちの様な蛇踊りのグループも来ていた。
世界中から地理学者が集まり、市長さんはじめ、町を挙げての一大イベントのようだ。

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お茶会の会場は、のどかな町にそびえるモダンなイベント会場で、私は秘かに「空中茶楼」と名付けた。

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お客様は、週末の2日間で900人近く来てくださり、大忙しのフル回転という嬉しい悲鳴を上げることとなった。
持って行ったお干菓子が、足りなくなるのではと心配した。

お茶についてというより、着物についての素朴な疑問も多くあったようだった。
例えば、
Q:背中のクッションは何ですか?
A:帯のおたいこです  etc.

地方のせいか、英語がほとんど通じなくて、もっとフランス語をやっておけば良かったと後悔も後の祭りだったが、笑顔で「セボン?」と言って、お茶碗を回収して歩いた。
お干菓子をお茶の中に入れてしまわれるお客様も見られた。

大盛会で何よりだった。

パリ茶会3 [茶道]

いよいよ、この旅のメイン・イベント「お茶会」の当日となった。
お煎茶の先生達が、ソルボンヌ大学で、お茶会を開くのが、この旅の目的なのだ。
早朝にモーニングコールで起こされ、何とか着物を着て一同揃って会場へ向かった。
パレ・ロワイヤル近く、国立図書館の隣のブロックにあるソルボンヌ大学の施設にて、お茶会が催された。
土曜日で授業も行われていたが、11:00~16:00の間、お客様が引きも切らず170名以上がお席に入って下さり、お手前は、10回を越えた。
お手前、水屋とも皆交代で美味しいお茶を召し上がって頂けた。私は、未熟者なので、お運び専門だった。
「お菓子をお取り下さい。どうぞ、お好きなだけ」という事で始まったら、お正客の方がドンドン取り、足りなくなってピンチ!お菓子は、お干菓子の紅葉やなでしこや銀杏だったのだが、彼らには何とも小さく見えたようだ。
デミタスの様な小さなお茶が出て、初めて納得したようだった。

解説とQ&Aは、金沢に留学中にお煎茶道を修められたフランスの方が担当して下さり、休む暇もなく、喋りっ放しだった。文化を重んじる国民性を垣間見た思いがした。

楽しいお茶会になった。
夕食はそのまま着物でレストランの海の幸のディナーを頂いた。

教室の並んでいる方向、右手には生協カフェテリアもあった。

立礼の手前座


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