代参 [家族]
石松代参「寿司食いねぇ、酒飲みねぇ」ではないが、妹と二人で母の代参で長谷寺へ出かけた。
昨年の暮れに父が亡くなり菩提寺の本山が長谷寺という事で、こんな事でもなければ一生行く事もないと思い立ち、牡丹で有名な花の寺へ連休初日に出かけた。
仁和寺の和尚さんではないが、肝心な所が抜けてしまいそうだったので、ネットでチェックして準備した。
往きだけは指定券も取った。
準備は万端のはずだった。
当日は、別々に指定を取ったので近鉄で落ち合う事にしていたが、運良く新横浜で妹に会えた。
図々しく隣の席でおしゃべりをしていると、富士山にも気付かないうちに名古屋、そして京都で下車した。
せっかくなので、古来の道を通って行こうと計画したのだ。
三輪山のふもとの箸墓古墳・長谷寺・室生寺・伊勢斎宮が、東西の一直線上にあるという。
昔の都の人は、伊勢街道を通り、伊勢まで行ったのだ。
近鉄ビスタカー賢島行きで、京都盆地奈良盆地を南下し、大和八木へ、ここで各停・準急に乗り換えて長谷寺駅へ着いたのが10:30だった。
ここから、徒歩で参道を行く。お天気は上々!いい調子!
谷を下り、初瀬街道と初瀬川を渡ると門前町に入る。
ここまでに、傘とペットボトルしか入っていなかったリュックサックに、次々と荷物が入った。
さて、長谷寺の門前に到着。
この山門をくぐると,見た事がある登廊が現れた。灯篭は長谷寺様式とか。
角々に若い小坊主が立ち、「登廊は一方通行になっております。登り専用ですので降らないで下さい」とガイドしている。
登廊の両側は牡丹の花盛り、まるで牡丹畑、いえ牡丹の段々畑の様だった。
やっと本堂に着いた。斜面に建っているので、掛け造りという舞台の張り出した建物だった。
正午のホラ貝が吹き鳴らされた。
舞台の袖から緑の中の五重塔が美しかった。
ここまで来て、お賽銭でお参りするだけなら、お寺巡りの観光と同じ。
おじいちゃんの供養のためにわざわざ本山まで来たからには、護摩木などの様に何か拝んでもらえる所があるのでは?と気付いた。
特別祈願申込所の受付のお坊さんに相談すると、回向塔婆祈願をすると良いと教えてくれた。
それでは早速お願いすると、この申込書に記入してお金を添えて申し込んで下さいと。
そこには、戒名と施主の記入欄、「えっ戒名?控えてこなかったよー」
「私達何のためにここまで来たというの?ドジ!」慌てて携帯(ソフトバンク)を取り出すと圏外、妹のauがセーフ、速攻、おばあちゃんに電話で戒名を聞いて記入完了。
アー良かった!携帯のある時代で。
それにしても『すこしのことにも、先達(せんだち)はあらまほしき事なり。』は真理です。
申し込むと「まっすぐ行って左に曲がった所にあるお地蔵さまの所に戒名を入れたお塔婆を立てますので、先にお参りしてお帰り下さい。」との事。
ああ、やっと目的達成!やっぱり肝心な事を忘れていた。何とかリカバーできて良かった。
今度は牡丹・石楠花・山吹などの花を眺めながら、だらだらと下って山門まで戻った。
振り返ると、緑の中に本堂が見えた。
門前で、柿の葉寿司でお昼にした。
妹との弥次喜多珍道中は、続く。
昨年の暮れに父が亡くなり菩提寺の本山が長谷寺という事で、こんな事でもなければ一生行く事もないと思い立ち、牡丹で有名な花の寺へ連休初日に出かけた。
仁和寺の和尚さんではないが、肝心な所が抜けてしまいそうだったので、ネットでチェックして準備した。
往きだけは指定券も取った。
準備は万端のはずだった。
当日は、別々に指定を取ったので近鉄で落ち合う事にしていたが、運良く新横浜で妹に会えた。
図々しく隣の席でおしゃべりをしていると、富士山にも気付かないうちに名古屋、そして京都で下車した。
せっかくなので、古来の道を通って行こうと計画したのだ。
三輪山のふもとの箸墓古墳・長谷寺・室生寺・伊勢斎宮が、東西の一直線上にあるという。
昔の都の人は、伊勢街道を通り、伊勢まで行ったのだ。
近鉄ビスタカー賢島行きで、京都盆地奈良盆地を南下し、大和八木へ、ここで各停・準急に乗り換えて長谷寺駅へ着いたのが10:30だった。
ここから、徒歩で参道を行く。お天気は上々!いい調子!
谷を下り、初瀬街道と初瀬川を渡ると門前町に入る。
ここまでに、傘とペットボトルしか入っていなかったリュックサックに、次々と荷物が入った。
さて、長谷寺の門前に到着。
この山門をくぐると,見た事がある登廊が現れた。灯篭は長谷寺様式とか。
角々に若い小坊主が立ち、「登廊は一方通行になっております。登り専用ですので降らないで下さい」とガイドしている。
登廊の両側は牡丹の花盛り、まるで牡丹畑、いえ牡丹の段々畑の様だった。
やっと本堂に着いた。斜面に建っているので、掛け造りという舞台の張り出した建物だった。
正午のホラ貝が吹き鳴らされた。
舞台の袖から緑の中の五重塔が美しかった。
ここまで来て、お賽銭でお参りするだけなら、お寺巡りの観光と同じ。
おじいちゃんの供養のためにわざわざ本山まで来たからには、護摩木などの様に何か拝んでもらえる所があるのでは?と気付いた。
特別祈願申込所の受付のお坊さんに相談すると、回向塔婆祈願をすると良いと教えてくれた。
それでは早速お願いすると、この申込書に記入してお金を添えて申し込んで下さいと。
そこには、戒名と施主の記入欄、「えっ戒名?控えてこなかったよー」
「私達何のためにここまで来たというの?ドジ!」慌てて携帯(ソフトバンク)を取り出すと圏外、妹のauがセーフ、速攻、おばあちゃんに電話で戒名を聞いて記入完了。
アー良かった!携帯のある時代で。
それにしても『すこしのことにも、先達(せんだち)はあらまほしき事なり。』は真理です。
申し込むと「まっすぐ行って左に曲がった所にあるお地蔵さまの所に戒名を入れたお塔婆を立てますので、先にお参りしてお帰り下さい。」との事。
ああ、やっと目的達成!やっぱり肝心な事を忘れていた。何とかリカバーできて良かった。
今度は牡丹・石楠花・山吹などの花を眺めながら、だらだらと下って山門まで戻った。
振り返ると、緑の中に本堂が見えた。
門前で、柿の葉寿司でお昼にした。
妹との弥次喜多珍道中は、続く。
2009-05-02 23:15
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コメント(5)
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おはようございます。
御姉妹での旅行・・・良いですね。牡丹の花がとてもきれいです。
長谷寺、情緒がありますね。京都と鎌倉・・・・やはり古都で雰囲気が似てます。
by ハゲアメリカーノ (2009-05-03 07:40)
戒名か・・・気が付かないですよね!(笑)
ソフトバンク圏外なんですか?ダメじゃん!!
by お好み焼き屋のおばちゃん (2009-05-03 10:59)
じねんじょは山菜の王者なんですね。
by tanaka-ma3 (2009-05-03 14:23)
ぼくもどこかおでかけしたいですーw
by ふじかわ (2009-05-04 04:54)
妹さんとの旅・・・いいですね~。
ドジがあっても、何しても楽しいです。
私も同じケータイですが・・・ちょっと奥に入ると全くダメダメ。
今回もほとんど機能せず。
それはそれで、下界や俗界との断絶でいいんですが・・・(大げさ???)
by こぎん (2009-05-07 10:42)