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北海道2(知床) [旅]

帰京しました。
携帯から更新した記事の写真の向きが、回転不足で失礼いたしました。

北海道は、雪祭り+小樽、その後知床と回ったが、印象深い知床から記事を更新する。

2/12(金)札幌から、石勝線(初乗り)経由で釧路へ移動し、ウトロからのお迎えバスで知床へ入った。

数キロずつまっすぐな道路が続く。清里から北上する先に白い水平線が見えた。
右折して海岸へ出ると、一面の白い海面、流氷だった。
ホワイトバランスだとか、露出だとかがオートのままなので夕方の流氷は見えた通りとは少し違うカモ?

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まだ薄く、波打ち際は少し揺れている所もある。
どんどん押し寄せて、大きなロックになって行くようだ。

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夕日が沈むと、気温が急激に下がる。
北京へ出かけた時と同じ防寒対策で臨む。

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これが、風向きで一晩で沖合へ離れたり、消えてしまったりするそうだ。

子供の頃、釧路に住んでいた。
一度だけ春休みに、知床半島を回り、根室海峡を渡り、納沙布岬を回って釧路まで流氷が来た事があった。
学校では「危ないから行ってはいけない」と言われたが、近所のお兄ちゃん達に付いて見に行った。
砂浜にベッドくらいの流氷がたくさん打ち上げられて折り重なり要塞の様になって30mくらいの沖まで続いていた。

お兄ちゃん達のまねをして強がって、一番手前の流氷に登り、次々と伝って数個先の流氷まで行った時に、足元に隙間があり、そこから黒い水が見えた。
「アッ 海の上にいる」と思った途端、握りしめていた自転車の鍵が落ち、滑ってポチョンと黒い水に消えていった。
怖くなって、すぐに砂浜に戻った。今思えば、水深10cmだったかもしれないのだが。
石で自転車の鍵を壊してもらって帰宅した。親には、内緒だった。

そんな50年も昔の事を思い出した。

この流氷の下に、たくさんのプランクトンから始まる生態系を丸ごと抱えて、豊かな生き物達の連鎖の世界があるのだ。

温泉の雪に囲まれた露天風呂から夜空を眺めるという至福の時を楽しんだ。

日常の憂き世を忘れる、良い旅になりそうだ。



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コメント 3

ハゲアメリカーノ

流氷と雪の露天風呂!
「夜空を見上げて!」・・・・・満点の星空。言うことなしですね。
by ハゲアメリカーノ (2010-02-16 14:34) 

こぎん

どさん子だったのですか?
ちょっとしたことで、忘れていたことを思い出すって至福の時間じゃ~ないですか?
それにあったかい温泉・・・きっと、美味しいものも・・・寒くてもあったかですね~。
by こぎん (2010-02-16 17:03) 

selybar

xml_xslさま>nice!ありがとうございます。

アメリカーノさま>
雲が出て満天の星とはいきませんでしたが、しばれていました。

こぎんさま>
3代以上続く江戸っ子ですが、父の転勤で子供時代の8年間を北海道で育ちました。
by selybar (2010-02-17 22:14) 

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