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伊吹山行(下山) [花]

地図を用意し、机上でイメージはしていた。
あこがれの北国街道だった。これを俯瞰したかった。

信長が、秀吉が、あるいは後に敗れる武将達が、たくさんの兵士を連れて往還したに違いない街道なのだ。
芭蕉も奥の細道の最後、北から伊吹山の麓を回りこんで大垣へ着いた。

そんな想いが、琵琶湖の方へ下山したいと思わせたのだった。

関ヶ原の狭間の向こう、鈴鹿山脈方面

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滋賀県側、白雲の湧く下の辺りが琵琶湖、長浜方面

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下りる方向

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この斜面は、木影がなく、しかも午後の西向きの斜面だ。
最初は、カメラ片手に降りていた。
しかし、あれっ、踏み越す足が踏ん張れない。
しびれ?いや、大丈夫。腰も曲がらず伸びたままだ。身体中が突っ張っている。
高度が下がるにつれ、霧もなくなり日差しが暑い。汗が流れ目に入る。

これはヤバい。水は持っているが、足がつったり、転んだりしたら大変だ。
熱中症になるかもしれないし。
カメラをザックにしまい、軍手をした。慎重に、下りる事に集中した。

コースタイムは、登りと同じくらいかかっている。
何度か小休憩をとり、温まった水を飲んだ。
他にも下る人達がいるし、登ってくる人にも出会う。
なんとかなるだろうとは思ったが、一人だという事を思い知った。

ジグザグを繰り返し、5合目の小屋が見えたが結構遠く見えた。
稜線のコルの所から下ってきたのだった。

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自販機で、冷えたスポーツドリンクを買って飲んだ。美味しかった。大休憩した。
さらに、廃業したスキー場の施設がある3合目まで下った。一面のユウスゲだった。
教えてもらったタクシー会社の番号をダイアルしたが、圏外?つながらなかった。

仕方がない、と歩き続けた。
一番下のリフト乗り場の1合目まで来て、また、スポーツドリンクを飲み、大休憩した。
ここで、タクシーを呼ぶことができ、近江長岡駅へ出る事ができた。
足腰の衰えを、痛感した。

上で地元の方に、時間があったらどっか回りたいのですがと尋ねたら、
「関ヶ原は結構歩くし、今日は暑いから、醒ヶ井の水でも行ってみたら」と勧めてくださったのだが、
何とか尻もちもつかずに、転ぶ事無く下山できたのに、足腰がヘロヘロで平らな所で転んだりしてもなぁーと思い、おとなしく帰宅する事にした。実際、転びそうだった。

近江長岡駅から見た伊吹山(オレンジ色のルート?を下った)

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米原回りで、乗り継ぎもスムースに19:30頃には帰宅できた。出発は6:00だった。

高山植物のお花畑は、厳しい環境の中精いっぱい咲く小さくて可憐な花達なのだが、
伊吹山は、標高が低いためか、土壌が肥沃なのか、花の種類が多く密度も濃く、大きく育っていた。
鳥も昆虫も同様にたくさんいて、豊かな山のように思われた。

自分については、もう、お転婆もそんなにできないと、思い知った。
何しろ、足腰の衰えがひどいものだ。老眼も見えない。
ウォーキングを心がけることにしよう。体力に合った行動をするようにしようと思った。

いろいろな思いと、反省の伊吹山行だった。
でも、新横浜から1時間半で名古屋、帰途も米原から2時間半かからずに帰宅できた。
次のチャンスがあれば、往復はバスで頂上でゆっくりしようと思っている。懲りてないね!




伊吹山行(続き) [花]

頂上を一回りした。

あまり花でいっぱいなので、当たり前になり、写真も撮らなくなる。
お花畑が広い事、花の種類が多くその密度が高い事、素晴らしい花の山だった。

イブキトラノオ(薄ピンクのタデ)

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ワレモコウ

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ツリガネニンジン

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サラシナショウマ(ツンツン穂が出て来てこれから見事な景色になりそう)

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トリカブト

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ヤマホタルブクロ

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帰途は16:20の関ヶ原行きのバスが最終なのだが車での出入りは岐阜県側からのアクセスとなる。

お天気も良し時間もあるので、と欲を出して滋賀県側へ歩いて下山しようと決心した。
3合目まで降りれば、タクシーを呼べると、売店のお姉さんに番号も教えてもらった。

さて、下山開始。

足元は、こんな岩や石が続く。

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そして、これからが大変だった。(続く)

伊吹山行 [花]

天気予報とカレンダーをにらめっこして、「今日だ!」と思い立ち、8月8日(土)念願の伊吹山へ出かけた。

リンクはこちら
http://www.ibukiyama-driveway.jp/

行きはヨイヨイ・・・で、頂上下の大駐車場(すごい規模)までバスで連れて行ってもらった。
楽ちんだった。

売店には、色々なお土産物も売っていた。
そこからすぐに、頂上へのお花畑周回コースが始まる。

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「お花の山」と言われるだけあって、お花畑が広い!
シモツケソウが一面に赤く盛りを迎えていた。

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コースタイム40分のところを、写真を撮りながら1時間かけてやっと頂上へ着いた。これで半周。
そこ此処に、花のガイドのボランティアの人がいて、質問に答えてくれたり、インフォメーションをして下さる。
「これはイブキ〇〇と付いていますが、他の山にも生えてます。伊吹山が最初だったからです」
「これは、伊吹山だけの固有種です」
「頂上の向こう側には、ギボウシの大群落がありますよ」・・・
仲間もなく一人で行ったのだが、たくさんの方達とお話ししながらの頂上だった。

コイブキアザミ
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ルリトラノオ(クガイソウとは似ているが、葉の付き方が2葉の対生)
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クガイソウ カフェ
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頂上は、売店が数件あり、測候所跡もあり、広かった。
沢山の人が居た。
標高は1377mと言う事で、用意したフリースは不要で長袖シャツのままジリジリと陽射しが暑かった。

売店でおそばを頼み、持参のおにぎりを食べた。
おでんとビール(1000円?)をしている人もあり、シャッシャッと削るかき氷が良く売れていた。
高尾山のように、あるいは戦場ヶ原や箱根のように、東海・関西の方達は伊吹山を訪れている様だった。

それでも子供さんは少なく、シニア世代、それも女性が多かった。
「昔、遠足で来た事がありますのや。」
「イヌワシを撮ろうと思って、カメラ3本担いでます。」
お花を撮影している人が多かったが、一心にメモを取っている方もあり、楽しみ方は、それぞれ。
霧の上がって来る谷の方へ向けて望遠のカメラの三脚の放列が続く所もあり、
これだけ素晴らしいお花畑なので、当然昆虫も多く、アサギマダラを始め数種類の蝶やトンボなどが飛び交い
「やー、アサギマダラの乱舞を撮れて興奮してますわ」などと声が聞こえてくる。

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トイレは、各ポイントにあり、山頂のトイレを利用した。
チップ100円との事だったが、管理されていて気持ち良く使えた。

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続く


朝顔 [花]

今年も、入谷の朝顔市が立ち、友人が一鉢届けて下さった。
ありがとう!感謝です。
夏の間、毎朝「今日はどんな花が咲いているかな?」と楽しんでの水遣りとなる。
今年の鉢は、濃いピンク系の絞りやかすりが咲き出して華やかだ。

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ご近所では、西洋朝顔がすでに盛りを迎えていた。大きく育ち、花の付きが良く、長い期間を楽しめるようだ。

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朝だけの一日花、在来種・西洋種、これも好き好き。

梅雨も終わりにさしかかり、また夏が来る。
今年は、どんな夏になるのか?待つも楽し!
タグ:朝顔

等々力渓谷 トキワツユクサ [花]

溜まった洗濯物を一掃した久しぶりの週末となった。
道端の露草に目が留った。
小学校1年生の時、学校の帰り道、初めて道草をしたのが、この露草を摘むためだった。
なんてきれいな花、と思いしゃがみ込んで摘んだ。花束にして持って帰ってコップに差した。
すぐに萎れてしまったが・・・
母に、「何ていう花?」と聞いたら、しばらくして子供用の植物図鑑と動物図鑑を買ってくれた。

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半世紀以上も昔の思い出はともかく、等々力渓谷のトキワツユクサもそろそろ咲いているはず。
すぐに行ってみた。

ただでさえ湿度が高く、少しひんやりした緑の大気が肌に触れる。

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群落の場所へ急いだ。
咲いていた。
花付きが悪いので、ほとんど葉っぱだけに見える。
AUTOで撮るとフラッシュが光るような鬱蒼とした場所だ。

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トキワツユクサは外来種だと詳しい方に教えてもらった。
外来種が入った事で、固有種が駆逐されているという事だった。

等々力(轟)の名前の元になったと言われている満願寺のお滝には、白装束で水垢離修行の姿は無かった。

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チョットした森林浴気分で、身体の内まで浄化されたかな?
今年も、ありがとう!



梅雨時の週末 [花]

風邪が長引き咳が取れないまま、気が付けば雨も降り出し次の季節へ。
植物が生き生きとして(モサモサ茂り)、滴が光る。

ご近所の紫陽花と梔子

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雨後の何とやら?
やっとこれだけ切って、フーッ
ゴミに作らなくては・・・

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ゆっくりと新茶を淹れていただく。
何にもしないうちに静かに時間が過ぎて行く。
こんな時もあっていい、雨に感謝!

今年のアイスバーグ [花]

アイスバーグが満開になり、やがて盛りを過ぎて行った。

1ヶ月ほど前の初花から1ヶ月の間、それもやっぱり5月になってから次々に花開き、毎朝楽しんだ。

剪定が下手で、雨樋にかけた枝はうまく仕立てられたが、それ以外の枝は何だか大暴れしている。
雨が続いた日々があり、強風が吹いた日もあった。

5/2(土)

この天辺の茶色いのが初花
初花が咲いてから少しずつ花が咲き、どの枝にも一番花が咲く頃が一番素敵だ。

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咲き始めた花
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近寄ってみると
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反対側の枝先
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翌日はこんな感じ


初花 [花]

アイスバーグの今年の初花が、開花してきた。
もう手の届かない高さで、見上げている。大きくなった。

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初花は、何故か1輪だけそれと分かる早さで咲く。
花も立派だし、生物の生き残りの業なのか、注目を集める。
盛りの頃がやっぱりどの花も美しいし、全体に香るが、早熟な花には早熟の魅力があるようだ。

ツンツンとたくさんの蕾が立ってきた。ざっと数えると、一枝に100輪くらい開花しそうだ。木全体では500輪を超えるだろう。
さあ、庭の花も咲き出し楽しみが始まる。

桜2009目黒川 [花]

写真をまとめて総集編にしました。




ご覧頂きありがとうございました。
お退屈様でした。

満開宣言 [花]

お待たせしました、満開宣言!
4/3(金) 出社時の目黒川

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7:30にこの人出、いつもは静かなのに・・・

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桜の中で

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東横線のガード下から

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退社時の目黒川(帰途は気が急くので、中目黒のホームからの撮影)

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毎年、季節を忘れずに咲く花を見ると、想う事は
「年年歳歳花相似たり、歳歳年年人同じからず」
昨年のお花見は、こちら
飛鳥山の記事 

人生は思っているよりもずっと早く、どんどん展開して行く。
少年老い易く学成り難し・・・これは真実

さて、散り際をもう一度楽しもう!
緑の季節まで、花々がめぐる。

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